連結初心者のための実務で使える連結決算

悩める連結決算担当者のために実務で使える連結決算知識を書いてきます。

単体会計システム比較≪MFクラウド会計Plus≫

【はじめに】
本文の内容はブログ主の個人的見解です。ブログ主の認識違いや機能アップデートにより事実と異なる場合があることにご留意ください。

≪製品紹介≫
【マネーフォワードクラウド会計Plus】

biz.moneyforward.com

 ≪価格≫
非常に安価(40,000円/月~)

≪良い点≫
・ウェブブラウザから利用できるのでアプリケーションのインストールが不要
・銀行口座、クレジットカードとAPI連携しており仕訳の入力を半自動化できる
・経費精算、請求書作成、債務管理、債権管理と一通りの機能が揃っており会計システムと連携できる
・複数画面を同時に開くことができる
・機能が比較的シンプルなので(連携を除けば)自社内で十分導入可能

≪注意点≫
・複数の会社・決算期を同時に入力することができず切替が必要である
・集計科目を任意に設定できない
・仕訳の行コピー、行削除ができない
・マイナス金額で仕訳を入力することができない
 ※自動的に逆仕訳になります
CSVのインポート行数に制限がある
 ※1伝票につき300行まで
CSVインポートエラー時にエラー原因が表示されない
・仕訳の入力日での検索ができない
・仕訳の一括削除に制限がある
 ※一度に200伝票まで
・取引先が多いと残高試算表が見にくい
・外貨での金額入力はできない
・バックアップができない
・電話での問い合わせができない

≪総評≫
 画面操作はやりやすく基本的な機能は揃っているためコストパフォーマンスは高いです。しかしながら仕訳のCSVインポート機能、仕訳の自動化機能、仕訳の検索機能が不十分であるため上場企業で採用するのは苦しいと思います。
従業員が50名以内の会社ならおすすめです。