連結初心者のための実務で使える連結決算

悩める連結決算担当者のために実務で使える連結決算知識を書いてきます。

単体会計システム比較≪MJSLINK NX-Plus 財務大将≫

【はじめに】
本文の内容はブログ主の個人的見解です。ブログ主の認識違いや機能アップデートにより事実と異なる場合があることにご留意ください。

≪製品紹介≫
【MJSLINK NX-Plus 財務大将】

www.mjs.co.jp

※上場(準備)企業向けの上位モデルがあります。
【Galileopt NX-Plus】

www.mjs.co.jp

 ≪価格≫
非常に安価(50,000円/月~)
※導入費用は別途発生します。

≪良い点≫
・決算日の3ヶ月先までは決算期の切り替えなしに仕訳入力ができる
銀行口座、クレジットカード、電子マネーAPI連携しており仕訳の入力を半自動化できる
 ※別製品(Account Tracker)の契約が必要です。
【Account Tracker】

www.369webcash.com・伝票単位で入金(支払)予定日を入力することができる
・集計科目を任意に設定できる
・科目別の補助科目とは別に共通補助科目を5つまで設定できる
・補助科目の集計ができる

≪注意点≫
・月次単位で決算整理仕訳を集計できない
 ※四半期単位なら可能です。
・仕訳入力は原則単一伝票形式となり借方・貸方別に金額を入力できない
 ※複合仕訳の入力も別画面で可能です。
 ※単一仕訳イメージ

借方科目 貸方科目 金額
売掛金 売上高 100

CSVインポートが単一仕訳形式でしかできない
・大量の仕訳のCSVインポートに時間がかかる
・仕訳帳が単一仕訳のみで複合仕訳による仕訳帳を出力できない
 ※複合仕訳の場合は相手科目が「資金複合(諸口)」となり仕訳全体が見にくいです。

≪総評≫
 会計システムとして基本的な機能は揃っておりコストパフォーマンスはいい方です。補助科目の集計や勘定科目別の補助科目とは別に共通補助科目が設定できるところは便利ではありますが、仕訳の入力・出力が単一伝票が原則となるのは好みが分かれるところです。
従業員が100~300人程度の会社なら候補に入ると思います。